自宅から離れるのが怖い(パニック障害あるある②)

自宅から離れるのが怖い。パニック障害持ちの多くの方はこんな気持ちになったことがあると思います。

実際、私もここ最近3週間くらい何がトリガーになったのか分かりませんが、症状が強く出ることが多く、おとといの日曜日に一つやらかしてしまいました。

ここ最近家族が同乗していても車で自宅から遠ざかっていく感じが非常に怖く感じている中、自分の症状をよく知っている友人とご飯をして気分転換を図ろうと思い、自宅から僅か1kmの所に有る大衆焼肉店に友人一家に来てもらい食事をすることにしました。私も自宅からすぐの焼肉店でしたが、不安な為、家族同伴で行きました。ただ、日曜日の夜ということもあって、店内は混雑していてとても騒がしかったせいか、激しい発作が起こり、過呼吸やこのまま死ぬのではないかという恐怖に襲われました。とてもその場に居られないと思い、友人には大変申し訳なかったですが、一人でその店を出て歩いて帰宅しベッドに横たわりました。自宅から近くのお店で良かったなと思った瞬間でした。

また普段通院している病院は自宅から4km離れた車を使えば15分ほどの場所なのですが、最近はここまで行くのも怖くて…。本来予約していた診療日に行こうとするも勇気が出ず、薬が切れた3日後に離脱症状の恐れに尻を叩かれ必死の思いで病院に向かったなんてこともありました。

この様に「自宅から離れるのが怖い」と思うのは、出掛けた先に都合良く自分の症状を和らげてくれる医師等は居ないとか、具合が悪くなってもそこには都合良くすぐに横になれる場所が無い。という考えが原因かと私は考えています。

だからこそ、出掛けなければいけない日は目的地周辺や道中に万一に備えて、駆け込み寺に出来そうな病院は無いかを執拗に事前に調べてしまうんですよね。私のスマホのマップには沢山の病院の位置がピン留めされてあります。(笑)

でも、確かに外出先での突然の発作に困ることはありますが、最近自分の中で次の様に思考を転換するようにしています。

1.近くに病院や横になれる場所が有ったとしても、過呼吸等の症状は瞬間的には治らない

考えれば当たり前の話なんですけど、自宅で発作が起きようが、病院や横になれるどこかで発作が起きようが結局は瞬間的にその辛い症状から解放されることは無理なんですよね。たとえ病院に駆け込んで「過呼吸で苦しいんです」って訴えても、何やかんやの手続きや待ち時間を経てお医者さんにかかる場合が普通なのですから、瞬間的に治すのは無理だと思います。だから、どうせ発作が起きるんだったら自宅でも外でも基本的には一定の時間が経てば解決するのだから、別に外に出て楽しんだ方が良いじゃんと。

2.外出先でも自分を助けてくれる人はたくさん居る

外出先でもし発作が起きて自分ではどうしようも無くなった場合、遠慮なく近くに居る見知らぬ人に助けを求めても良いと思うのです。100人に声をかけて100人全員が助けてくれるとは思いませんが、逆の立場で苦しそうにしている人から自分にSOSを出された時、たとえ医学的な知識が無くともその人に寄り添ってあげると思います。パニック障害というまだまだ知名度は高いとは言えない訳の分からない症状で知らない人に声を掛けるのは恥ずかしいなんて思えるのはまだまだ自分自身の身体がしっかりしている証拠だし、そこで勇気を出して声を掛けられれば自分のコミュニケーション能力におけるスキルアップにもなると私は信じています。(笑)どうしようもなく苦しくて困った時は遠慮なく周りの方に頼って、それをきっかけにパニック障害という症状の知名度アップを狙ってやろう!という考えもアリだと思ってます。

以上2つは言うは易しかもしれませんが、私自身はこれらの思考転換で外出恐怖症に立ち向かおうとしています!皆さまが一日でも早く気軽に外出できますように、一緒に頑張りましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です