パニック障害持ちの人にとって大きな困難の一つである「外食」。
私の場合、今は克服しておりますが外食恐怖症だった頃は特に一人で飲食店に入る時が怖かったです。独身の頃は、会社の単身赴任寮に入っており、部屋にキッチンが無かったので休みの日はほぼ毎回外食で済ませていました。せっかく外食するなら凝った美味しい料理が食べたい!と思うのが人間の性ですが、パニック障害を抱えているとそういう訳にはいきません。
パニック障害持ちにとって外食選びの決め手は「入店から退店までの時間の短さ」、つまり「店内での滞在時間」です。私の場合、席に着いてメニューを眺めるところまでは特に何とも異常は有りませんでした。問題なのは、店員さんにオーダしてからなのです。(笑)オーダをしたという事は、自分の料理を厨房で作り始めている、つまりその時点から料理を待って食べてお会計をするまで当然お店に滞在し続ける義務が発生するのです。注文した料理を待たずしてお金を払ってでもお店から出たい衝動に駆られますが、その様な時に店員さんに何て理由を説明すれば良いか分からないし、好奇の目で見られそうな恥ずかしさもあって、やはり料理を待って食べてからでないと外に出られません。。私の場合、この様な事態になることを避ける為に行きたいお店や食べたい料理が有ったとしても我慢をして、ファストフード店をよく利用していました。ファストフード店なら先払いなので、後は自分の好きなタイミングで退店できるし、食べきれなかった分は最悪テイクアウトできますからね。(笑)あとは、先払いという観点から丸亀製麺やはなまるうどん、商業施設に有るフードコートも重宝していました。その様な感じで、じゃあチケットを先に購入するタイプのラーメン屋も一人で行けるやんと思い、行ったことがありますがそこは少し勝手が違いました。一人でラーメン屋に入るとたいていの場合、お店の人が目の前に居るカウンター席に案内されることが多く、ラーメンを食べることによる暑さが拍車をかけて発作が起こりそうになった時、まだあまり食べていない段階だとお店の人の目の前で多くを食べ残して退店するという罪悪感から、すぐにその場を離れるということが出来ませんでした。(笑)
この様な具合で、外食先選びに苦労をしていた私ですが、ある時某ファミレスで注文後~料理が到着するまでの間に発作が起きた際、正直に店員さんに「気分が悪くなって家で食べたいので包んで頂けますか?」と申し出たところ、優しく対応してくださいましたし(無論、出来ないお店やケースも有りますが)、一人で入店する際はなかなか難しいですが複数人で入店した時には個室を利用することによって不安を和らげていました。個室であれば発作が起きたとしても周りの目を気にせずに自分が心地良い姿勢になることが出来ますからね。最近ではコロナ禍も有って、飲食店からのデリバリーサービスが急速に発達して自宅でも色々なお店の味を楽しめる様になったのは、本当に有難いですね。
外食に出かけることが苦手な方が気兼ねなく行きたいお店に行ける日が一日でも早く来ますように。また、その様な悩みを持っている方が周りにいらっしゃったら、本記事に書いた内容を少しでも理解して寄り添っていただけると幸いです。